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11年振りにGlenda Griffithの話 その3 [レコード]

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前回紹介したBig Sur Choirの原盤権を持つRandy Nauertが

fscebookでこんな回想を書いています。


The Big Sur Choir, at our wedding in The Neighborhood Church, Haggertys, Palos Verdes. September 16, 1972. Tom Carvey and Paul Johnson and I lived within a few blocks of each other growing up. Rita Gatti down low, Shandi Sinnamon and Ruth Stevens. Tom and Paul played together in The Everpresent Fullness. Tom, Paul and I played blue grass in high school, just for fun. I was Paul's first friend when his family moved to PV. His Dad still called him "Small Paul, the Meat Ball"... but don't tell Paul that I told you that, OK?

When Judy Collins heard what we had done, she got inspired and wrote this song. Ry Cooder plays slide and we all sing. We did the vocals at Claremont College. I'm in there singing too.




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思い過ごしな思い出?かとも思ったのですが、

調べれば調べるほど、知らなかった事実を目の当たりにします。




Randy Nauertの妄想ではなく、Judy Collinsは1971年発売の通算10枚目のアルバム「Living」に収録されているSong For Judith (Open The Door)でBig Sur Choirをコーラスに使っていました。

おそらくこの曲がBig Sur Choirにインスパイアされて書かれた曲なんでしょうね。


https://www.youtube.com/watch?v=gq_6BNhn_Gs





このアルバムの日本語解説にもBig Sur Choirの事は触れられていないし、Glendaの77年のアルバムで北中さんが書いたライナーやBig PinkのCDの日本語解説にもBig Sur Choirの事はもちろん、Judy CollinsのアルバムにGlendaが参加している事は全く触れられていません。




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著名な音楽ライターさんがもう少し踏み込んで細かいディティールを調べてくれて、ライナーに記載されていたらもっともっと早い段階でGlendaの77年以前の活動、そしてその母体であるBig Sur Choirを知ることが出来ていたのに...そんなことを思ったりしています。



Song For Judith (Open The Door)のレコーディングには、ソロデビューしたばかりのRy Cooderも参加さいています。

残念ながらこの情報のネタ元であるRandy Nauertの名前はクレジットされていません(笑)

Randy NauertはサーフインストバンドThe Challengersのベーシストです。

しかし彼無くしてBig Sur Choirを語れないくらいの功労者であることは事実には変わりません。


次回はBig Sur Festivalでのお話を。


オマケ
Glenda Griffith(Glenda Bickell)のプロとしてのキャリアについて

Glenda本人にも聞いた事がありますが、明確にいつからという事まで掘り下げる事が出来ていませんが、1967年4月29日Southwestern Folk Festivalで「Wichita」をパフォーマンスした記録が残されています。


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11年振りにGlenda Griffithの話 その2 [レコード]


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近年のGlenda Griffith


Glenda GriffithとのMessageのやり取りの際、彼女はよくyoutubeのリンクを貼り付けてきます。

それはクラシックだったり、またある日はCSN&Yだったり...

それに対してあれこれと短いコメントのやり取りなどを続けていましたが、


ある日...


Randy NauertというGlendaの友人がyoutubeのリンクを彼女のfacebookに貼り付け、それをGlendaは私へにMessageへコピペしてきた音源がありました。


それは大きな発見であり、まったく知らない過去のGlendaのキャリアを知る入り口でした。


1997年の..いわゆるGlendaの1stアルバムの日本盤のライナーやBig pinkのCDにも触れられていない事実を私は知る事になります。


貼り付けられていた音源はこれ。





Big Sur Choirというグループの「Silver On The Water」という曲。


そのヴォーカルは明らかにGlenda Griffithでした。


私はすぐにGlendaに確認しました。

Glendaからの返信には「そうよ。私です。私が以前参加していたグループがBig Sur Choirよ。」

との事。


これは衝撃でした。

Glenda自身の記憶も曖昧な事と、彼女自身Big Sur Choirの音源(レコード)を持っていないという事で...

私が調べる事に。


Big Sur Choirで検索すると

このアルバムを紹介したブログにヒット。

内容を引用させていただくと


Big Sur Choir – Big Sur Choir

Peaceable Records Number One 1974 US

カリフォルニア州ビッグ・サーを拠点とするジーザス系コミューン・バンドが1974年にリリースした唯一のアルバム。なんの変哲もないルーラル・フォー ク・ロックかと思いきや、三人の女性コーラスが敬虔豊かに歌いあげる素朴で暖かなメロディーは、しなやかに絡み合いながら空を往く鳥のように自由な軌跡を 描いてゆく。知覚の扉が開いているならば、我々の意表をつく地平へと到達するだろう。Linda PerhacsやPropinquityの最高の瞬間を思わせる “World Within World” のように、ひそやかでミステリアスな曲だけでなく、いかにもルーラルなレイドバックした楽曲まで、すべてが真にプログレッシヴであり、緊張感と安やぎの絶 妙のバランスの上に、伝統と革新が同居するUSフォーク・ロックの名作中の名作だ。ヤウスが「挑発としての文学史」で述べたように、美的距離(期待の地平 と作品との距離)の大きさで芸術作品の芸術的特質を測るならば、これは正に芸術作品であるが、コミューン・バンドならではの一体感やリラックスしたムード があり、肩肘張らずにドライブのお供にも、公園でのピクニックにも最適である。Paul Johnsonのギターの流麗なフレーズも躍動感に溢れ、実に心地良い。メンバーの二人Rita GattiとTom Carveyは、デュオでカセット・オンリーのアルバム”Life is Like a Mountain Railway”を残しているが、こちらも本作を劣らぬ名作だ。


驚くほど詳しい解説ではあったが、そこにはGlenda Griffithの名前は出てこない。


さらに検索すると「Glenda Bickell」という名前がヒット。


これをGlendaに確認すると


So cool you found this ,my name was Glenda Bickell at that time,my first husbands name,wow what a memory,thank you so much.



BickellはGlendaの最初の夫の苗字でした。

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まずはなんとかこのアルバムを手に入れなければ何もわからないと思い、

探したところebayにありました。


後でわかった事ですが、このアルバム自体1,000枚しかプレスされていなかったとの事です。


数週間待ってアメリカのセラーから届いたアルバムがこれです。



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最初に書いたRandy NauertというGlendaの友人はこのアルバムの原盤権を持つ男で、Big Sur Choirのアルバムを制作するためだけにレーベルを立ち上げた張本人でした。


このBig Sur Choirの唯一のアルバム「Peaceable」でアルバムでは10曲中5曲がグレンダの作曲。


アルバムのパーソナルは

Tom Carvey (vocals), Rita Gatti (vocals), Paul Johnson (vocals), Ruth Stevens (vocals), Glenda Bickell (vocals)


そしてなんとそしてJim Keltnerがpercussionで参加しています。

                                                                          

不思議なものでJim Keltner関連で彼の仕事を調べると、Big Sur Choirは出てくるのにGlendaの関連からはJim Keltnerの仕事は出てきません。

これはGriffithがBickell名義であることが大きな要因だと考えられます。



Big Sur Choirは60年代後半からこのアルバムが制作された1974年前後が活動期間と思われます。


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Glenda自身に確認したところ、Big Sur Choirは名前の通りNorthern CaliforniaのBig Surを拠点に活動していたとの事。


Big Surといえば60年代から70年代初頭に開催されていたBig Sur Folk Festivalがあります。


次回はその辺りとGlendaの関連をお話します。





オマケ

Glendaは現在新しいプロジェクトとしてBig Sur Choirの「Silver On The Water」の再録を望んでいます。そのためには原盤権を持つRandy Nauertの協力は不可欠かと思いますが、一体Glendaの作詞・作曲した作品の版権がどうなっているのか・・・それも不透明である事は事実です。



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11年振りにGlenda Griffithの話 その1 [CD]

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過去に書いたブログをアーカイブ的に残し、新規投稿は一切書いていませんでしたが、書き留めておきたい事が少しまとまったので、11年振りに新たな投稿を書き残したいと思います。

2006年の7月10日と11日に投稿したGlenda Griffithのアルバムの話が稚拙な紹介で終わっている事、そして新たにお知らせしたいGlenda Griffithの話がたくさんあるので、敢えてこの過去記事のブログへ投稿することになりました。
どこからお話したらいいのか...膨大な内容になります。

2年ほど前から、現在74歳になったGlenda Griffithと個人的にMessageのやりとりをしています。
憧れのGlenda Griffithとまさかこういう展開になるなんて信じられない話ですが、
彼女はとてもフレンドリーに接してくれています。

私とGlendaがこうして繋がるきっかけになったのは、私にとって大発見であり大事件でした。
彼女が「たった1枚のアルバム」しか残していないという事が定説でしたが、2001年に自主制作に近いかたちですがアルバムを1枚制作していた事を知りました。
CDを販売している海外のサイトなどを片っ端から検索しましたが、残念ながら1件もヒットする事はありませんでした。

あまり無粋な事はしたくなかったのですが、最後の手段は本人に直接尋ねる事でした。


実は...2012年頃、facebookにGlendaらしい女性がいたのでmessengerで連絡をしたのですが返信はありませんでした。
それから5年も経過していましたが、改めてもう一度連絡を試みました。
数週間経って返信があり、間違いなくGlenda Griffith本人である事がわかりました。


なぜ、2012年のMessageはスルーされたのか?
これはアメリカ人には案外多いパターンで「見落とし」だったという事。
しかし今回は見落としされる事もなく無事本人と繋がった訳です。奇跡かもしれません。


いきなりCDの話を聞くのもやはり無粋と考え、しばらくは一切CDの話はしませんでした。
たわいもない話を深夜に(Glendaは朝ですが)する事が習慣になり、自然な流れで
CDの話を出す事ができました。
このCDのタイトルは「Secret Eyes」だという事。そしてこのCDが1991年に亡くなった
Glendaの母に捧げられた作品である事を本人から聴きました。
このCDは近しい人たちに配ったり、現在彼女が住むCaliforniaのCambriaの街で小さなライブなどを行った際に手売りしていたそうです。
私はGlendaに「もしそのCDを貴女が在庫として持っているなら、私に譲ってもらえないか」という旨の話をしました。
Glendaからは「もちろんOKよ。ただ私は裕福ではないから・・・」という事を言われたので、CDの代金と日本への送料に充てられるくらいの小為替をGlendaに送る事にしました。
オマケというのも何ですが、Big pinkからCD化された彼女の1977年のアルバムを同封しました。


3週間ほど過ぎた頃、GlendaからMessageとCDがなんと2枚送られてきました。
ジャケットの写真はアルバムが制作された頃...50代のGlendaが写っていました。


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音源がネット上に存在しないためお聴かせできないのが残念ですが、
そのクオリティは自主制作のレベルではありません。
77年の1stアルバムにも参加した彼女の親友でStarwoodやNitty Gritty Dirt BandのメンバーでもあったBob Carpenterをはじめ、Californiaの友人達と丁寧に作り込まれているアルバムです。



驚いた事に彼女の歌声・・・・30代のGlendaそのままですが、声は70年代より出ているという印象です。
全9曲中7曲が彼女の自作。
こんな素晴らしい作品を届けてくれたGlendaに感謝です。


そして...
私が送ったCDを事のほか喜んでくれたGlendaですが、もちろんCDになっていた事も知らなかったので、彼女自身でそのCDを買い、友人にプレゼントするんだと言っておりました。
彼女は自身のアルバムがどんな国でどのように発売されたか全く知らませんでした。
私はGlendaのデータベース作成を彼女に約束しました。(2018年現在の進行中で、その都度Glendaに知らせています)


そんなデータベースを作る過程で知った、
驚くような事実などを次回はお知らせしたいと思います。


オマケ

Glendaに聞きにくかったけど、聞いた話。
そう。Don Henleyとの恋愛の話。
現在でもGlendaはDon Henleyを「Boy」と呼んでいます。
GlendaにとってDon Henleyとの短かったけど愛し合った時間は
今でも最高にハッピーな思い出だそうです。




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雑感。2007.11.29 [雑感]


去年も同じことを書いたと思う。
2001年11月に私の母とジョージ・ハリスンがこの世を去った。
だから・・・19日と29日はやっぱ特別なんだな。

今年の11月はもうひとつ・・・とんでもないことが起こった。

先週11月23日に、同じソネブロ&リアル仲間なクロウポイントさんとderosa84ちゃんと
上越は高田のこれまたソネブロ&リアル仲間のベアトラックさんのお店を訪問。

お昼からビール飲んで中華食べて・・・楽しい時間を過ごしていた。

そんな時、父親が脳梗塞で入院。

なんてことだ。

母の七回忌を6日前に無事に終えたばかりなのに。

しかし、父親は凄かった。初期の兆候を見逃さなかったのだ。
前日から指の痺れを「これはおかしい」って思い、23日に自分で休日診療の病院に行き、
超早期の脳梗塞を発見、即入院。自分で入院の準備をして、病院へ行ったそうだ。

1日遅かったらって考えたら・・・

父も私も女房も・・・生活が変わっていただろう。みんなが辛い日々となっただろう。

手術の必要も無く、2週間の点滴で完全に血栓を溶かす治療だけで完治するらしい。

ナイスな判断と決断をしてくれたオヤジ・・・ありがとう。


さて、その他のここ最近の話しをしましょう。

なかなかハッキリしなかったTraveling Wilburys のアナログのボックスセットが
いよいよ正式に発売日が決まったようだ。

くわしくは http://www.travelingwilburys.com/ をご覧下さい。

Traveling Wilburys [12 inch Analog]

Traveling Wilburys [12 inch Analog]

  • アーティスト: The Traveling Wilburys
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2007/12/04
  • メディア: LP Record


どうやらamazonではUS盤のみの予約となっているようだ。
HMVはUK盤オンリーの予約。

う〜ん、HMVはUK盤は魅力あるのだが、前科がるからなぁ〜HMVは。
突如キャンセルされたりするから・・・安心できないのだ。

でも・・・やっぱ欲しいのはUK盤である。180gヴァージンヴィニール3枚組と
大型ブックレット&オマケの数々は少し値は張るが仕方ないか。

もう一つ楽しみなのがコレ

 


 

HMVのレビューによれば

Peter Bogdanovichが監督したドキュメンタリー・フィルムと2006 年Gainesvilleで行われたライヴの映像をそれぞれ2枚と1枚のDVD に収録。
更にドキュメンタリー・フィルム中で使用されている楽曲+レア・トラックを収録したCD を合わせたファン垂涎のアイテム!
このドキュメンタリー・フィルムは,9/28〜10/14 まで行われるNEW YORK FILM FESTIVAL行われるスペシャル・イベントの一環として公開される予定。バンド・メンバーを始め、関係深いアーティスト達(Stevie Nicks、Eddie Vedder、Dave Grohl、 George Harrison、Jackson Browne、Roger McGuinn、Dave Stewart、Jeff Lynne、Rick Rubin、Johnny Depp 他)がインタビュー等で登場。

ね、ジョージ関連でしょ!

これがアメリカでは10月20日にBEST BUYで先行独占販売され
お値段は・・・$29.99

日本でもHMVでアメリカ盤、amazonでUK盤の予約をとっていて、11月初旬の
デリバリーの予定だったのが、どんどん遅れ・・・今現在は12月頭に変更されている。

おいおい大丈夫なのか?ホントに日本で買えるのか???なんか怪しい。

とりあえずamazonのヤツを・・・

Runnin' Down A Dream

Runnin' Down A Dream

  • アーティスト: Tom Petty
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2007/10/22
  • メディア: CD



 


最近の出来事アレコレ雑多に [戯言]

 


 

前回少し触れましたが、10月7日に吉祥寺はマンダラ2で行われた
「洪 栄龍 60thバースデーライブ」に行ってきました。
6月くらいから「タンメン」の話などを中心に親交を深めさせて頂いていた洪さん・・・
30年前にアルバム「目ざまし時計」を聞いた17歳の頃、まさかこんなことになろうとは
もちろん予想もしていませんでしたね。
3部構成で3時間に渡るバースデーライブ・・・とても素敵な一夜でした。

目覚まし時計(紙)

目覚まし時計(紙)

  • アーティスト: 洪栄龍, 山下成司, 遠藤賢司
  • 出版社/メーカー: ユニヴァーサルIMS
  • 発売日: 2003/02/22
  • メディア: CD


洪さんのライブの素晴らしさはその演奏もさることながら「喋り」にウエイトをおいていること。
会場のお客さんもそれが楽しみなんでしょう。とても軽快に楽しい話がたくさん聞けました。

1部は洪さん一人での演奏でしたが、
2部が凄かった。
11月にデビューCDが発売される「LOOP」という、洪さんがプロデュースされたユニットの
女性ボーカリストLAYNAさんが登場。黒いリトルブラックが素敵。
ベッド・ミドラーの「ローズ」を歌う。透明感のあるやさしいヴォーカルだ。
このLAYNAさん、なんと洪さんのお嬢様である。たまげた。
その後ハッピーバースデーの大合唱を経て、
乱魔堂時代のベーシスト猿山さん、そしてスラッピージョー、グリースバンドのドラマー
鈴木茂行さんとのトリオでブルーズ大会。
未発表の「60歳のブルーズ」は、ご自分のルーツミュージックであるブルーズへの愛と執念?が
爆発。演奏途中に洪さんが立ち上がった時、洪さん・・・
その姿は2倍3倍にも大きく見えました。やさしい笑顔の洪さんが、
ブルーズの鬼に見えた瞬間でした。

3部の「天地洪荒」フルバージョンが終わった時、おもわず一緒に見ていた
リクリエイションのギタリスト、アッカーマンさんに 「すごいものみちゃったね」って
言ってしまいました。これはあの会場にいなければ理解できないプレイ。
常々、ギターは洪さんの身体の一部だって思っていましたが・・・やはりそうでしたね。
言葉であの状況を表現するのは難しいです。

アンコールはもう・・・よく見えませんでした。涙が溢れちゃって。
「ひたすら」で洪さんはチラっと目線が動く先には・・・歌詞の中に出てくる
洪さんが実際に想いをよせていた女性が・・・
それは切なく、美しく・・・
30年以上時間が経過してることを忘れてしまうくらいロマンチックでした。

そして私が一番愛している「カントリーボーイ」・・・
事前に洪さんにはメールで「私きっと泣きますよ。」宣言。
その通りボロボロ泣きましたよ。

3時間・・・・
とても長いようで、名残惜しい時間だった。

無理だろうと思っていましたが、
洪さんとかたい握手そしてハグされて・・・直接話しが出来きたこと。嬉しかったです。
ほんといい1日でした。





それから10日・・・・
なんと今度は竹田和夫さんの「Stay Cool Tour 2007 Part2」を観に、郡山へ。

 

 

自営業は自由が効きそうで、なかなかそうはいかない。
丸1日ないし2日仕事をしないってことが、後々2倍3倍の努力をしなければ補えない時間なのである。

今回はそれを承知で決断(大袈裟かな?)

普段長距離を運転しない私には、新潟〜郡山間を一人で運転するのは結構しんどい。
磐越自動車道は対面通行が多く、おまけに工事による片側交互通行(爆)
結局、行きは3時間かかった。

しかしそんな疲れなどぶっ飛ぶくらい 素晴らしいライブでした。

7割くらい竹田さんはスタンディングでの演奏でした。
中盤・・・
「え〜だみ声がカバーできるようにエコーください」と
会場に笑いが溢れたあと・・・・はじまった
「夢の彼方へ〜Dreams I Dream Of You〜」
そうです。クリエイションのセカンドアルバム
「クリエイションwithフェリックス・パパラルディ」に収録された名曲。

クリエイション・ウィズ・フェリックス・パパラルディ

クリエイション・ウィズ・フェリックス・パパラルディ

  • アーティスト: クリエイション, フェリックス・パパラルディ, ゲイルコリンズ
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1989/08/30
  • メディア: CD


もうここからは涙が止まりません(弱いなぁ〜)
まぁ、この曲に支えられてきた30年があったから
今ここで泣いているんだろうなぁ〜・・・なんて思って
泣きながら一緒に歌いました。(歌ってたのもオレだけかな・・・)

最高でした。
栃原さん、Paddyさんのプレイも熱くなりました。
私だ居た場所・・・栃原さんから1メートルくらいの位置(笑)
斜めからかぶりつきでしたわ。

「タバコロード」「ロンリーハート」も熱く感動的なギター&ヴォーカルでした。

持参した「ママ・ユードン・クライ」のシングル盤に「Flash」入りのサインしてもらい
温かい言葉と力強い握手で10時に会場を後にしました。
ありがとうございました。

帰りは・・・高速空いていたので2時間ちょっとで帰宅出来ました。
洪さんの感動も醒めないのに・・・・さらに、この興奮は当分醒めないだろうなぁ〜



洪栄龍さんと竹田和夫さんの関係は・・・コレを見るべし。凄いdvdです!!

竹田和夫スタジオライブ ONE AND ONLY

竹田和夫スタジオライブ ONE AND ONLY

  • 出版社/メーカー: ドリームタイムエンタテインメント
  • 発売日: 2006/09/29
  • メディア: DVD










話は変って久々きたぞ・・・「platinum weird」

みなさんコレ知ってますか?サイボーグじゃないよ(笑)

なんとセリーヌ・ディオンの復活盤。タイトルも「TAKING CHANCES」・・・
おいおい、2007年早々に新たな「platinum weird」がベールを脱ぐっていってたでしょ?
デイブさん。カーラとの活動「platinum weird」はもう終わったのでしょうか・・・・
おそらくデイブとセリーヌの接点は「グリーンピース」であろう。

カーラ・ディオガールディとセリーヌ・ディオン・・・

裏方一筋で名曲を書き続けてきたカーラと、
「シンガー」として様々な名曲をモノにしてきたセリーヌ・・・

カーラが歌うplatinum weird版「TAKING CHANCES」はiTunes Storeのみで買える。
platinum weirdというかデイヴ・スチュアートのヴィジョンにはCDは存在しないようだ。

ソニーが展開するセリーヌ・ディオンの復活とその最大の素材「TAKING CHANCES」・・・
すでにYOU TUBEには凄い数の宣伝PVが配信されている。いったい何パターン作ったんだろう?

やはりカーラは「日影の女」なのだろうか・・・・
魅力あるのになぁ・・・残念だなぁ・・・・

カーラの「TAKING CHANCES」も観て、聴いてください。


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AMERICAその1........HARBORの思い出 [CD]

アメリカのAMERICAのオフィシャルWEBSITEを見たら、驚きますよ。

遼さんのブログ「DAYS OF MUSIC & MOVIES」で、Warner在籍時代の作品が紙ジャケで再発となったAMERICA が取り上げられた時、なんとも言えない嬉しい気持ちになった。

 

続きを読む


麗しのカーラ・・・2007 [CD]



早いもので去年の6月にカーラ・ボノフの記事書いて、もう1年になるなんて。

良かったら去年の記事もど〜ぞ。

http://blog.so-net.ne.jp/aki35/2006-06-13

まだ来客が約2名くらいの頃だ(笑)
当時から新潟人以外で、私をカマってくれていたMASAさん達のおかげでこうして今も何となくですがグログ続けていられます。

続きを読む


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kou-eiryu [CD]

6月10日に原宿クロコダイルで竹田和夫ジャパンツアーの最終公演がありました。この最終日はスペシャルゲストとして竹田さんの旧知の友、洪栄龍さんがセッションに参加。同じステージに立つのは40年ぶりだったそうです。洪さんの迫真のギタープレイの話などを当日同じステージでセッションに参加された方かた濃い話を聞かせてもらい、あ〜見に行きたかったなぁ・・・なんて思っておりました。そんなこんなで、私の周辺では俄に洪さん&乱魔堂ブーム(笑)

私も中、高校生の時に聞いた 「風がピュー・ピュー」や「ちぇ!」そして 洪さんのソロアルバム「目ざまし時計」が妙に懐かしく盛り上がってしまったのですが、中、高校生の頃に乱魔堂、目ざまし時計、葡萄畑などのレコードを友人に貸し、そのまま30年以上も経ち、誰に貸せたのかも解らない始末(よくありますよね?)記憶(アルバムの内容)も曖昧になっていたし、15歳くらいじゃ理解出来なかった事も、今にして思えば多いと考え、まず「目ざまし時計」の買い直しからはじめました。

やはり、15歳で感じた事と47歳で新たに感じたことは大きく異なっていました。当時は「恋のシーソーゲーム」などの軽快で少しコミカルな曲の印象が強かったのに対して、聞き流していた「カントリー・ボーイ」や「泣き虫空」といった曲が妙に心にしみました。

なんと!幸運なことに当時の様子を良くご存知の方から、詳しいエピソード等を聞くことが出来、またまた新たな発見が多くあったこと・・嬉しかったです。

そして薦められたのが、1997年発売の「天地洪荒」と2000年発売の「大河滔滔」の2枚。どちらもインストで「天地洪荒」に至ってはギター以外の楽器一切使っていないアルバム。

一般的なギター演奏アルバムと思ったら大間違い。
どうしてギターだけでこんなに迫ってくるような鼓動や、感情がぶつかってくるのだろうと・・・正直驚きました。私の馬鹿な「発想」では、洪さんと000-28やエスクワイヤーは血管や神経で繋がっているんじゃないかなぁ〜って。それくらいの生きた音でした。発売から10年も経っているのに、今頃何いってるの?って熱心なファンの方からお叱りうを受けそうですが、仕方ありません。

2007年に「天地洪荒」を聞けたこと、そしてそのギターサウンドから得た衝撃や感動は、今の自分にとって必要な巡り合わせなんだと思っています。もしかしたら一生このアルバムを聞かない人生もあったかもしれないし・・・それを考えると、漠然とではあるが、人生を、そして毎日をしっかり歩いていると、いろんな真理に出会うもんだなぁ〜・・
なんて楽しく思っています。

これも、私にこのCDを薦めてくれた方から頂いたヒントというか答えというか・・・2000年発売の「大河滔滔」のコンセプトは、中国4000年の理論「五行説」に基づいているということ。

亀の甲羅に書かれた文様から「五」という数を悟り、五つの基本原理からなる真理が「五行説」。
しかし、興味深いのは「天地洪荒」のCDの印刷面にはすでに
「五行説」の相生と相剋の関係を記したシンボルマークが描かれていること。その方のお話しでは・・・
「洪さんはこの時点では大河滔滔の構想はなかったようですが、すでに心の中には何かがあったのでしょう」とのことでした。
「五行説」・・・これ興味深かったです。


乱魔堂そして洪栄龍というギタリストがお好きな方には是非聞いて欲しい作品だと思います。ジャンルを超えた洪さんのパーソナルな世界観にふれることができる・・・そんなアルバムだと思います。(私自身、まだ浅いので上手く説明できませんが・・・)

天地洪荒

天地洪荒

  • アーティスト: 洪栄龍
  • 出版社/メーカー: ミディ
  • 発売日: 1997/12/10
  • メディア: CD


大河滔々

大河滔々

  • アーティスト: 洪栄龍
  • 出版社/メーカー: ミディ
  • 発売日: 2000/11/08
  • メディア: CD


先週2枚一緒に買ったのですが、「大河滔滔」は盤質不良があったため本日無事交換。聞き込んでからまた感想書きたいと思っています。


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Traveling Wilburys Reborn・・・その3 [アナログ&CD]

4月1日です。
今日から新しい年度のスタート。
何となく仕事も忙しく、そして早くもWEBのリニューアル作業が今週はあり、結構キツいスケジュールで作業しなければなりません。今日の記事も、もう少しあとでも良かったかなって思っていたのですが、どうせ時間無くて出来なくなってしまうんなら今日やってしまえ!って感じでアップすることに。

この記事をご覧になってくださってる皆様・・・・
こんなCDが出ている事、ご存知でしたか?

Strumming to the Wilbury's

Strumming to the Wilbury's

  • アーティスト: Various Artists
  • 出版社/メーカー: Oarfin
  • 発売日: 2007/01/30
  • メディア: CD

昨年、Wilburysのファンサイトとしては老舗の
「Dirty World - The Traveling Wilburys」http://www.wilburys.info/
で紹介され、日本でもショーン・レノン、チープ・トリックが参加する豪華トリビュートアルバムが出る!・・・なんて予告がされていて、1月に発売になり数週間前に購入。

それがこれ。

あれ?なんか違っていませんか?
そんじゃamazonの画像を大きくそると・・・・これ。

おいおい!ジャケット違うぞ!
なんで箱モノのギターが中途半端なクラシックギターにピックガード付けたイラストに変っているの????収録曲目は同じなのに。
あれ?amazonの画像には入っていない「TO THE・・・」って文字が追加になってる。
まぁいいか!(ホントは思っていない)と思い、豪華ミュージシャンのクレジットでも見ようと思ったら・・・・「無い」
あれれ??って思いながら聴いてみたら・・・
豪華ミュージシャンだのショーン・レノンだのそんな影もカタチもありません。
演奏者不明でしかも弾き語り。しかもどちらかと言えば暗め。
まいったなぁ・・・・

どこかで情報が狂ってる。大体Wilburysのトリビュートにダニじゃなくショーンってのもおかしな話だし・・・結局詳しいことは解りません。誰か調べて!(誰が?)
こんな暗いオルタナカントリーみたいなWilburysはちょっとって感じ。

話を今回のタイトルに戻します。
今回は「She's My Baby 」です。

6月に再発になることになったVOL.3に収録された曲で、シングルカットもされた曲。
Gary Mooreがギターで参加しているのも話題になりましたが、今回再発となるCDにボーナストラックとして収録される「Runaway」が収録されていることでも有名です。
ただし、「Runaway」が入っていたのはUK 12インチとUK SCDだけ。(間違えていたらごめんなさい。)UKの7インチアナログにも、日本盤のSCDにもカップリングは「New Blue Moon」のインスト。(これもアルバムでは聴けません。シングルのみです。)
現在私が知っている「She's My Baby 」はUKと日本盤だけなのでUS盤や各国盤は詳細が解りません。


UK12インチの裏


UK7インチの裏


左からUK12インチ、UK7インチ、日本盤SCD


UK SCD(どこしまったか見当たらない)


UKシングルカセット(どこしまったか見当たらない)

これだけしつこく「She's My Baby 」のジャケット見せられてお疲れ様でした。
じゃ、なくて・・・よく見ると(よく見なくても)ジャケットが全て違います。
左下の女の子は軸ですが、その背景が恐ろしく違います。
位置をずらした程度ではなく、イラストの重なった順番まで違います。
ここまでやる必要性があったかどうかは別にして、たいしたもんだって思います。
グラフィック自体がこの時代、版下作業からMacに以降しはじめた初期。
版下時代では考えられなかったことが、少しずつ可能になってきた時代の産物って感もあってとても好きなジャケットです。






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Traveling Wilburys Reborn・・・その2 [アナログ&CD]

 

 

MASAさん大変ですよ〜!!

と、いきなりMASAさんを指名したくなるようなニュースが飛び込んだ。
正式な発表が「ビートルズクラブ」から出た!!

以下内容は上記のものに手を入れてありますのでご了承ください。

バンド結成から約20年、トラベリング・ウィルベリーズは、2007年6月12日にアメリカで、6月11日に世界でリイシューされる。発売はライノ・エンターテインメント。
レーベルはなんとウィルベリー・レコード!!

「TRAVELING WILBURYS VOL.1」「TRAVELING WILBURYS VOL.3」
この両作品がひとつにまとめられて、『トラベリング・ウィルベリーズコレクション』として
リリースされる。
未発表のレアな音源と新しくミックスされたボーナス・トラックに加え、24分にわたウィルベリーズの未公開ドキュメンタリーと、ビデオクリップ5本を収録したDVDも付属する。

 


 

凄いのはココからですよ〜

発売形態はなんと4種類!!

「スタンダード・パッケージ」
ボーナス・トラック入り2CD(“VOL.1”と“VOL.3”)、ボーナスDVD、
16ページの保存版ブック。

「デラックス・エディション・セット」
布綴じのデラックス・エディション。
ボーナス・トラック入り2CD(“VOL.1”と“VOL.3”)、ボーナスDVD、
40ページの保存版写真入りブック、オリジナルライナーノーツ、
最新版ライナーノーツ、
なんとシリアルナンバー入り。

「レコード・エディション」
“VOL.1”と“VOL.3”のアナログレコードに加え、ボーナストラック収録の
12インチアナログ盤、保存版アルバムサイズ・ブック、ポストカード、
ポスター付き。

「デジタル・エディション」
ボーナストラック入り“VOL.1”と“VOL.3”のダウンロードエディション、
ビデオコンテンツ、インタラクティブブックレットの
ダウンロード・エディション。

 


 

トラック・リスト
ディスク1
“TRAVELING WILBURYS VOL.1”
1. Handle With Care
2. Dirty World
3. Rattled
4. Last Night
5. Not Alone Any More
6. Congratulations
7. Heading For The Light
8. Margarita
9. Tweeter And The Monkey Man
10. End Of The Line
Bonus Tracks:
11. Maxine*
12. Like A Ship*

ディスク2
DVD“THE TRUE HISTORY OF THE TRAVELING WILBURYS”
Music Videos:
1. Handle With Care
2. End Of The Line
3. Inside Out
4. She's My Baby
5. Wilbury Twist

ディスク3
“TRAVELING WILBURYS VOL.3”
1. She's My Baby
2. Inside Out
3. If You Belonged To Me
4. The Devil's Been Busy
5. 7 Deadly Sins
6. Poor House
7. Where Were You Last Night
8. Cool Dry Place
9. New Blue Moon
10. You Took My Breath Away
11. Wilbury Twist
Bonus Tracks:
12. Runaway (B-side to ‘She's My Baby’UK CD and 12')
13. Nobody's Child
 (チャリティ・アルバム“NOBODY'S CHILD: ROMANIAN ANGELAPPEAL”
  収録でオリジナル・アルバムには未収録)
 *未発表曲

予想通りの「Maxine」と「Like A Ship」・・・
ブートでおなじみですね。
「Runaway」に関してはこのトラックとラフミックス、そしてウタ入れ前くらいが存在してるはずです。どちらのトラックもジェフ・リン先生がボーカルです。
なぜ、デルシャノンのバージョンがないのか・・・この辺りがVOL.2が存在しない明確な理由のような気がします。きっとデルはウィルベリーズとしてのセッションには参加していないのではないでしょうか?
この辺の話も新しいライナーで明らかになるといいんですけどね。
贅沢いえば、「Handle With Care」と「End Of The Line」のエクステンディッドバージョンも含んで欲しかったなぁ〜。

なぁ〜んか凄いことになっているでしょ?

トラブル無くすべて4種類がリリースされること心から祈ってます。
MASAさん、一緒に祈りましょう。そして皆さんも!!


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