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platinum weirdその7 [CD]

Answers.comってサイトがあった。
その中で「Wikipedia」の内容と同じモノを発見。
現時点ではココに書かれていることが一番真実なんだろうと思うが、
この「真実」の中にある架空ってモノも見え隠れしている。

Happiness (DioGuardi-Stewart)
Taking Chances (DioGuardi-Stewart)
Will You Be Around (DioGuardi-Stewart)
Nobody Sees (DioGuardi-Stewart)
Crying At the Disco (DioGuardi-Shanks-Stewart)
Avalanche (DioGuardi-Shanks-Stewart)
Somebody To Love (DioGuardi-Shanks-Stewart)
All My Sorrow (DioGuardi-Shanks-Stewart)
Love Can Kill the Blues (DioGuardi-Stewart)
Mississippi Valentine (DioGuardi-Stewart)
I Pray (DioGuardi-Stewart)
When We Met (DioGuardi-Stewart)

上の曲目は 前回紹介した「BEST BUY」の2枚組のオマケにとなっている
通称「2006年版/platinum weird」の収録曲。
ここにある
「Happiness」
「Will You Be Around」
「I Pray」
の3曲は通称「1974年版/platinum weird」にも収録されている。
この3曲のコンポーザーって「DioGuardi-Stewart」
あはは〜!
なんで74年にお蔵入りになった曲が2006年の作品なの?

ということで・・・・ここでハッキリしたのが、1974年にplatinum weirdはなかったってことが
自分で納得できました。

platinum weirdの原型は2004年と断定。
これは2005年のカーラのインタビューで明らかになっている。

Beep

Beep

  • アーティスト: Pussycat Dolls
  • 出版社/メーカー: Umvd Import
  • 発売日: 2006/02/28
  • メディア: CD


2004年、カーラとデイブは「Pussycat Dolls」のコンポーザーの仕事をしていた。
そのアルバム制作中に「 Fleetwood Mac風」な作品もあったらしい。
結局その曲は「Pussycat Dolls」には採用されなかった。
おそらくそれが「Avalanche」と「Happiness」であろう。

カーラはソングライターでありプロデューサーでもある。
そんなカーラと共に仕事をしていた「John Shanks」
Interscopeレコードの社長は「Jimmy Iovine」
Shelly Yakus, Dave Stewart, Thom Panunzio, Roy Bittan, Benmont Tench, Mike Campbell, Bruce Springsteen, Tom Petty, Stevie Nicksなどのプロデュースで有名だった男だ。
特にTom Petty, Stevie Nicks の仕事は有名。
この男が上記の「Avalanche」と「Happiness」を無駄にしたくなかった。

カーラはソングライターでありプロデューサーでもある。
そんなカーラと共に仕事をしていた「John Shanks」に「Jimmy Iovine」はカーラを表舞台に上げるプロジェクトとしてカーラとデイブに「Avalanche」というアルバムの作成を依頼。
ソングライターとして、アメリカ(音楽関係者)では知名度が高かったカーラであったが、パフォーマーとしての知名度は皆無に等しく、何か「仕掛け」をもってデビューさせたい・・・・それが今回のギミックなバックストーリーの始まりだっだ。これに過剰反応したのがデイブ。
「John Shanks」のシナリオにデイブの70年代初頭の恋と妄想を盛り込むこととなる。
恋と別れ・・・そして架空のバンド(デイブの考える)
2005年11月の段階で2つの「platinum weird」が始動しようとしていた。
デイブのプランの中には既に疑似ドキュメンタリー映画と音源の作成があった。

2006年に入り、突如として「platinum weird」のサイトがWEBに登場。
ここからワタシの出口の見えないネットサーフィンがはじまることになる。
オフィシャルサイトの他にいくつかの偽装ファンサイトも同時に立ち上がることに。
緻密なものから幼稚なものまで様々な偽装ファンサイトが生まれ、
どのサイトも同じビジュアルと音源が用意されていた。

ここまではリアルなギミック作成秘話であるが、
そうなると1974年と言われる音源のヴォーカル、「Erin Grace」の存在。
1974年の音源じゃないとなると2005年もしくわ2006年初頭の録音であるはず。

ギミック上ではアイルランド・グレース(Erin Grace)とデイブの前から姿を消したパートナーとなっている。
しかし、実際に似たような話が若きデイブの経験にあったことは事実のようだ。
この思い出が失われた過去としてギミックをふくらませて行くこととなった・・・らしい。


上の写真は1974年のErin Graceってことになってますが、彼女が持っているポラロイドは77年から78年に製造された機種らしい(笑)詰めが甘いぞ。

他にも詰めが甘いぞシリーズ

これが73年に取られた写真であったらこの「LEEのライダース」・・・・おかしいです。70年代前半のモノとは思えません。詰めが甘いぞ!


ベルトに注目。73年当時、こんなお洒落なベルトおかしいです(笑)イタリアオヤジじゃないんだから・・・
詰めが甘いぞ!

失踪のギミックは・・・・
アイルランド・グレース(Erin Grace)はスティービーニックスを含む英国で多数のアーティストに影響を与えた。アルバム完成が近いというのに、ニック・ドレークの死のショックがきっかけで失踪。そして1974年後半にエルトンジョンのボーイフレンド(笑)と駆け落ち。その後、彼女はロサンゼルスに現れ、そこでイーグルスのドン・ヘンリー会い、ドン・ヘンリーは彼女をリンジー・バッキンガムに紹介。そのことがフリートウッドマックの「Rumours」着想のヒントの原点であるという設定を作った。
ややっこしくなってきたなぁ・・・・・

そんなわけで今回はここまで。
また次回、このまま追記して行きます。




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コメント 14

MASA

もうワケわかりません(笑)。結局'70年代にplatinum weirdなんてバンドは存在しない、でいいんですよね。日本一のplatinum weirdウォッチャーとして今後もフォローお願いします(笑)。
by MASA (2006-10-24 21:29) 

derosa84

platinum weirdの迷宮ですね。
今度あったときにじっくり聞かせてください。
それにしてもすばらしい観察力と情報収集能力!
もうその能力と情熱にnice!
by derosa84 (2006-10-24 22:14) 

hamakaze_ataru

MASAさん
催促しちゃったみたいで・・・すんません。
なぁ〜んか、ホントに自分が日本一のウォッチャーのような気がしてきましたよ〜・・・誰も興味ないみたいだし(笑)

74年は、2006年を華々しくするための呆れた演出だと思って間違いないです。
ただ、なんちゃって74年版とリアル2006年版の2種類のCDガ存在することだけは事実。

今日2つの質問をしました。
1つ目はユニバーサルに電話して、国内盤の発売予定について。
「そのようなアーティスト名のリリース予定はございません」とのこと。

2つ目は、新潟のバージン・メガストアで聞いた話。
現在、日本国内のCD販売業者が店頭またはネットなどで販売出来るのはどうやら、なんちゃって74年版のみらしいです。
2006年版に関しては、北米のみ(もしくは欧米)の流通で日本の問屋はそれを持てないとのこと。
いったいど〜なってるんでしょう?
再度26日発送予定と連絡してきたHMVは、再び私にあやまるのか・・・・
by hamakaze_ataru (2006-10-24 22:20) 

hamakaze_ataru

薔薇ちゃん
も〜頭パァ〜になりそうだよ。
まだまだ深い迷宮が私を待っています。
調べはついたけど、どう説明したらいいか・・・わかりません。
このギミックの過程を解ってないと、いくら私が書いても
きっと理解不能かも。
でもここまでやったからには、自己満足でもオナニーでもいいから
自分が納得いくまで調べます。

案外いいとこまでいったら、どこぞの音楽誌なんかにドか〜ンって「カラクリ全解説」なんて出たりして・・・・

そしたら私は小声でいいます。
「オレのブロ読んだな〜」なんてね。
by hamakaze_ataru (2006-10-24 22:29) 

ベアトラック

長文アップお疲れ様です。相変わらず情熱的ですねぇ。
今、道頓堀の蟹道楽の近所で明日からの打ち合わせ(という名の飲み会)から戻ってきました。心斎橋のHMVにも、CDはありませんでしたよ。ということで、今夜はもう寝ます。おやすみなさい。
by ベアトラック (2006-10-24 23:21) 

hamakaze_ataru

ベアと〜さん
お疲れ様です&おはようございます。
まだこの2倍以上にはなりそうなので・・・・・
面倒でも最後まで付き合ってくださいね(笑)
誰もが知ってることのからくりをあばくのなら
「なるほどね〜」ってコトあるけど
殆ど誰も知らないようなネタは・・・・キツいですねえ〜
by hamakaze_ataru (2006-10-25 07:59) 

クロウポイント

「俺を甘く見るなよ!どんなこまかい事も見逃さねーぞー」新潟にもこんな人がいます。
by クロウポイント (2006-10-25 08:16) 

ベアトラック

おはようございます。大阪は今朝もいい天気です。もう少ししたら、展示会場に出掛けます。あさっての帰りの道中で、大阪駅前周辺をあたってみようと思います。今回は残念ながら、インターネットでチェックしていた楽器屋さん、まわっている余裕がありませんねぇ。
by ベアトラック (2006-10-25 08:18) 

いやぁ、訳わかんないけど面白い!
オジさんも誰も会員のいない同人誌のでっち上げ考えたことあります。2刊目で廃刊という…
by (2006-10-25 11:39) 

hamakaze_ataru

kaoruさん、いつもnice!ありがとうございます。
ますます不可解な内容になってきています。
自分でも第一回目から今回の7回目まで
混乱を少しずつ整理してきた結果がこの有様・・・・
バカバカしいいことに真剣になってる自分がおかしいです。
それもまったく興味の範疇外であった「ユーリズミックス」の片割れですからね。
優れた内容のモノは偏見なく聴けるようになったのは成長の証かな?
by hamakaze_ataru (2006-10-25 11:44) 

hamakaze_ataru

クロウさん
クロウさんには唯一「なんちゃって1974年」音源を聴いてもらってるのでワタシは救われています。厄介なコトに首つっこんだなぁ〜って今更後悔しても始まらないので
トコトン調べます。着てるもののディテールまで。もう少し自分に英語の理解力があったら、もっと明確な裏付けができるんですけどね。
しかし、流通経路の裏を取りたいんだけど、そこまでは無理かなぁ?
by hamakaze_ataru (2006-10-25 11:52) 

hamakaze_ataru

バンマスさま
「訳わかんない」正しいコメントだと思います。ありがとうございます。
楽しい「でっち上げ」・・・例えばブルース・ブラザースやラトルズなんかと違い、今回のこの「でっち上げ」はwebの時代がもたらした恐ろしいくらい緻密な「いたずら」です。
こんな「いたずら」にまんまとは引っかかったからには、逆に落度を見つけてやります。
これからもまだまだヘンテコな問題発見出来そう(笑)

ただし、音源がキチンと流通してないことは「いたずら」では済まされません。
この点はユニバーサルなり、小売業者(amazonやHMVなど)からキチンとした説明が欲しいところです。
by hamakaze_ataru (2006-10-25 12:01) 

昔、ヴァージニア・ウルフたち学生が仕掛けたという
どこぞの王族一行という触れ込みの大仕掛けのイタズラを思い出しました。
楽しみにしてますので行けるとこまで行ってください(←無責任な野次馬発言)
by (2006-10-25 18:56) 

hamakaze_ataru

バンマスさま
大仕掛けの「悪戯」ほど、後始末はキチンとしなければいけないですよね。
今回の「悪戯」、アメリカでも不満が上がってるみたいで・・・
どうなろんでしょうね。
今日また1つ信じ難い事実がわかりました。
近々にまとめますので、最後までおつきあいくださいませ。
by hamakaze_ataru (2006-10-25 21:04) 

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